オブジェクトを分割する方法[BambuLab]

bambulab-sliser-cut

はじめに

3Dプリンターで印刷をするときにプレートのサイズをオーバーしてしまうケースがあると思います。

そんなときにどうオブジェクトを分割するか、自分が行なっているフローを解説していきます。

目次

・使うソフト(BambuLab)

・分割方法

・コツ

・最後に

使うソフト(BambuStudio)

今回は自分が使っているBambuLabのスライサー(BambuStudio)で解説していきます。他のスライサーにも同じ機能があるかも知れませんのでBambuLab以外の方でもこれから解説する手順を参考にしてみてください。

分割方法

①BambuLabのスライサーを開きます。(BambuStudio)

②分割したいオブジェクトを選択

③下画像の赤枠で囲われたボタンをクリック(画像右下のエラーは気にしないでください)

bambustudio-slice01

④カットに関するメニューが出てきます。以下メニューの見方です。

Mode:切り方

Planar:平面にカットをします。

Dovetail:継ぎ手のように溝を生成します。

 

Rotation:回転

Movement,Heightに関してはオブジェクトのスライス面で調整をしましょう(その方が見やすいです)

 

After cut:切った後のオブジェクトの扱いを決定

Keep orientation:角度を維持、分割、配置

Place on cut:適切な角度で配置

Flip:ひっくり返す

Dovetailのメニューはこんな感じです。

 

Depth:溝の深さ、(右は隙間のサイズ)

Width:溝の幅(右は隙間のサイズ)

Flap Angle:溝のサイドの角度

Groove Angle:溝のサイドの平行度合いを調整

⑤Preform cutを押して完了

綺麗に分割するコツ

自分が分割するときに気にしていることをまとめておきます。

・マージンはフィラメントの精度(PLA等はだいたい+-0.15mm)に合わせる。あとは印刷後に荒めのやすりで削る。

 

・大きなパーツ(サイズがプレートからはみ出るようなもの)はDovetailでflap Angleを深め(60~70度ほど)に調整、

 小さなもの(構造的に分割したいだけの時)は基本Planerでカット。使ってもDovetailのFlap Angleを90度で複雑な構造は避ける。

 

・カットするときに細いパーツが出ないように気を付ける。

最後に

小さいプリンタでも意外とできること多いので、ぜひ活用してください!

ではまた。