導入
3Dプリンターを購入して自分でモデルを作成したけれど、適正なプリセットがわからないなぁ。と感じたことはありませんか?
この記事では、有名はテストプリントモデル「Benchy」を使用して積層ピッチでどこまでクオリティに差が生まれるのか検証をしていきます。
テスト環境
printer:BambuLab A1 mini
モデル:Benchy
比較内容:積層ピッチを変えたことで印刷時間とクオリティにどんな差があるのか検証
フィラメント:PLA
印刷時が寒いので、別の記事で紹介したこちらの設定を使用しています。
印刷設定(1層目だけ印刷速度を下げています)
① 0.28mm Extra Draft @BBL A1M
② 0.20mm Standard @BBL A1M
③ 0.16mm Highquality @BBL A1M
④ 0.12mm Fine @BBL A1M
⑤ 0.08mm Extra Fine @BBL A1M
比較の際に注目したいポイント
・船(Benchy)の屋根部分
・左側の丸い穴
① 0.28mm Extra Draft @BBL A1M
BamabuStudioで一番粗い、プリセットです。
傾斜の浅い辺やZ軸に穴が存在する部分は積層が目立ちます。パテ盛やヤスリ前提ではぜんぜん使用可能なイメージです。
② 0.20mm Standard @BBL A1M
BambuStudioの標準設定。個人的には、まだまだ積層痕が残るイメージです。はめ込みパーツや、寸法が重視される印刷では一つ下の0.16mmからかなという印象。
③ 0.16mm Highquality @BBL A1M
BambuStudioの標準設定の次に細かい設定。
このあたりから精度があてになり始める印象です。しかし、まだ積層痕は目立ち、モデルの配置向き(積層の向き)に注意が必要です。Z軸に丸パーツではめ込みパーツなどを使用する場合は、モデル制作の段階で余裕をもって設計しましょう。
④ 0.12mm Fine @BBL A1M
筆者が普段の本印刷に使用している設定です。
このあたりからようやく製品印刷に使用できるかなといった印象です。クオリティと印刷速度のバランスを考えるとこのあたりが個人的ベストです。
⑤ 0.08mm Extra Fine @BBL A1M
BambuStudioの中で一番積層ピッチが短い設定です。
必然的に印刷時間はどの設定よりも長くなりますが、積層痕はほぼ残りません。完璧なつるつるを目指したければ、0.08mmピッチで印刷してヤスリ、パフがけをするのが良いと思います。
Z軸での丸パーツの印刷でもXY軸の丸パーツと遜色ない程度のクオリティが出ていると言えます。
しかし、積層方向の関係で、はめ込むだけならよいのですが、回すとなると、抵抗が大きいです。おとなしくXY軸で印刷しましょう
全比較画像
ここまでに検証した画像を比較用に並べてみました。
こうして比較してみると、0.28mmピッチの印刷は速度が圧倒的ですね。しかし、その分しっかり積層痕が残る印象です。
あえて積層痕残したいというデザインでない限り、「印刷時間とクオリティは完全にトレードオフ」という感じです。
筆者の個人的なおすすめ積層ピッチ
ここまで様々な積層ピッチでの検証を行ってきましたが、私がおすすめする積層ピッチを「たたき台」と「本刷り」に分けて紹介します。
たたき台用のおすすめ設定
たたき台用には「0.16mm」
はめ込みパーツなどの場合は「0.12mm」
本刷り用のおすすめ設定
本刷り用には「0.12mm」
はめ込みパーツなどの場合は「0.08mm」









