Blenderですりガラス風なものを作る[ver3.4]

現実世界でよく用いられるすりガラス。Blenderですりガラスを作るにはノードを使用することで簡単に作成することができます。

How Flow?

・テクスチャ作成

・ノード解説

 ・屈折BSDF

 ・ノイズテクスチャ

 ・カラーランプ

・プロジェクトの配布(Booth)

テクスチャ作成

すりガラスにしたいオブジェクトを選択後、Shading Tabに移動します。

画面中央の「新規」と書いてあるボタンを押してベースとなるノードを作成します。

ノード解説

初期のノード。今回はプリンシプルBSDFは使用しないので、選択→X(削除)→削除で消しておいてもかまいません。

今回の完成ノードはこちらになります。次の章からそれぞれの章について解説していきます。

詳細な解説に入る前に簡単な上の画像の解説をします。

 

簡単な物であれば、屈折BSDFのみの方がよい。

だが、お風呂など凸凹したガラスを表現したい時は、ノイズtextureの係数を粗さにつなげるとこで、それが可能になる。

さらに一工夫する場合は

ノイズテクスチャと屈折BSDFの間にカラーランプをかませることにより、細かい凹凸の表現をすることができる。

屈折BSDF

屈折BSDFは光を屈折させるためのノードです。ガラスの性質を再現するのに最適なのでこちらを採用します。

Shift+Aからシェーダー、屈折BSDFを選択してBSDFとサーフェースを接続してください。

IOR:ガラスの屈折ぐあい。ちなみに水は1.333・・・・・らしいです。

 

今回は主に「粗さ」に焦点を当ててテクスチャを作って行きます。

 

ノイズテクスチャ

ノイズテクスチャはこちらの記事にて解説を行っていますので、お時間のある方はぜひ見てみてください。

今回に合わせて解説をすると、

こんな感じです。

カラーランプ

カラーランプは今回ノイズの量の調整を行います。

粗さの度合いを白と黒で出力するのですが、その白と黒の量をここで調整します。

白は今回でいう曇る部分。黒はつるつるな部分(曇っていない)を表しています。

ここは完全にお好みで調整してみてください。

Booth配布

Boothにて、今回のプロジェクトを配布しているので参考までにDLしていただけると幸いです。

DLはこちら