ガラスの質感を再現する[Blender4.2]

Blender4.2で大きく変わったEEVEEのガラスの質感表現について考えていきます。BlenderのVer4.0以前の方はこちらの記事でガラスの解説をしています。

初めに

cyclesでの設定

cyclesでは大きな仕様変更はないですが、プリンシプルBSDFの様子が変わったので再度解説しています。

cyclesでは下画像の赤枠で囲ってある伝播(transmission)のウェイトを上げることで反対側が見えるようになります。

EEVEEでの設定

EEVEEではCyclesと同じく伝播の値を上げることでガラスの質感の表現ができます。

 この先でいくつかCyclesと違う設定があります。まずはレイトレーシングの設定です。 下の画像のようにレンダリングタブのレイトレーシングにチェックを付けないとガラスの質感の表現ができません。

次に厚みについてです。

 これはガラスに厚みを持たせて板ガラス的な表現をする際に重宝します。マテリアルビュー→厚さをデフォルトから「値」(Volume)に変更します。

次に下の項目にある、設定→サーフェス→幅→球体or厚みのある板、を選択しますそうすることで板ガラスの表現が完成です。

下の画像を比較してみるとわかりやすいと思います。

関連リンク

参考にした海外のYoutuberさん:Deepak Graphics さん