Kuwaharaを理解しよう[Blender4.0]

Kuwahara Nodeとは

 Kuwaharaと聞いてなんぞやとなった方も多いのではないでしょうか?

[Kuwahara]というのは、もともと写真でつかわれていたフィルターで、桑原道義博士が作ったことから命名されました。

Kuwaharaの解説のWikiはこちら

 

Kuwaharaは、ノイズを軽減させるためのフィルターとして利用されて、Blenderでもその効果を発揮することができます。

しかし、BlenderでKuwaharaフィルターを利用するとエッジを残しつつ表面をつぶす、絵画的な絵に持っていくことが可能になります。

使い方とその効果

・使い方(ノードの見方)

 KuwaharaNodeには「クラシック」「異方性」の2種のモードが存在します。(左・下画像参照)

kuwahara01
kuwahara02
クラシックモード

 クラシックモードではKuwaharaフィルターを当時のままのプリセットで使用可能です。また、これは処理がもう一方よりも高速です。

kuwahara_size1
Size 1
kuwahara_size4
Size 4

↑↑↑↑Sample 32でレンダリングしたものにKuwahara のクラシックを適応した例↑↑↑↑

異方性モード

これはBlenderでさまざまなパラメーターを調整することができるモードで異方性というモード。クラシックモードより処理が低下するものの、調整が効くという点では痒いところに手が届きそう。

Kuwahara_ihousei

各種パラメータの解説

・サイズ : 処理するサイズの大きさを指定している。小さい値から調整していくと良い。

・均一さ : どの程度ノイズを除去するかを指定する。

・シャープ : これは独自のアルゴリズムで導き出された「縁」や「角」をどの程度はっきりさせるか。

・偏心率 : どの程度歪ませるか。簡単にいうとオブジェクトに沿ってふんわりと線が出てくる。